寄付DXシステムのコングラント、サービス開始から7周年を迎えました

導入事例
特定非営利活動法人ふうどばんく東北AGAIN

当団体は障害による困窮・シングルマザーさん、在宅被災者さんなど様々な理由で生活困窮に陥る方に対して、食糧支援を行っています。事業がうまくいかず資金難で悩んでいるところにコングラントを導入してくださいました

今回は、コングラントをご利用いただいた感想や寄付募集の広報の工夫を伺いました。


 

ーはじめに、団体の活動について教えてください。

 

ホームレスや障害による困窮・シングルマザーさんなど様々な理由で生活困窮に陥る方に対して、食糧支援を行っています。東日本大震災前後に立ち上がって、設立して10年になります。東北では一番古いフードバンクです。

私たちは他のフードバンクとは少し違っていて、「食」の配布だけでなく、現在はコミュニティ事業部というものがあり、子供食堂やカフェ、寺子屋などを運営しています。

事業がうまくいかず資金難に。寄付募集を開始


ー様々な活動をされていますね。カフェなどを運営し始めたきっかけはなんですか?

 

フードバンクは「頂いたものを無償で配る」という活動なので、助成金や寄付以外にお金が入ってこないんですよね。活動を続けていくために、どうにか運営費を捻出しようと思い、他の事業を始めました。


ただ今まで色んな事業に挑戦しては軌道に乗せることが出来ずに失敗して、唯一成功したのが今も続けているカフェの運営なんです。

このカフェは、去年の10月にオープンして、どんどん売り上げも上がってきていたんですが、コロナの影響で現在は週に2回しか営業できなくなってしまって。それ以上にコロナの影響でカフェ営業をしている暇が無いくらいフードバンク活動が忙しくなってしまい、現在はカフェスペースもフードバンクの物資で埋もれている状態で・・光が見えたカフェの運営が出来ない状態で、これでは前の他の事業と同じ状態になってしまうと思ったのです。

               △AGAIN CAFE(出典:https://congrant.com/project/fta/1525)  


ーコングラント導入のきっかけはなんだったんでしょうか?

事業の失敗などもあって、今年の4月時点で2000万円の借金があったんです。唯一いた職員も解雇せざる終えなくなってしまって。

しかしこの活動は無責任にやめることが出来ない活動…この団体の運営費を時には手出ししながら続けてきた理事たちが、絶対無くしてはいけないと。どんなに小さくて細々とでも、困っている人がいる限りこの団体は続けると。

そこだけは理事たちはぶれなかったのです。

こういう経緯があって、当初運営を任されたばかりの私も必死に何とかしてこの活動を続けられる道を模索しました。そして本格的に寄付募集を始めるためにコングラントさんの導入を決めたのです。

無くてはならない活動なら、きっと誰かが応援してくれるはずだ!そう思ったのです。

 

私たちは過去にクラウドファンディングを行った経験があるんですが、団体の周知がなかったのでなかなか寄付が集まらなかったんです。

 

その時に、寄付を集めるためには、まず団体の存在を知ってもらうことと寄付を集める簡単な手段が必要だと感じました。こういう思いがあった時に、コングラントを見つけて導入を決めました。

特に決め手になったのは、手数料が安かったことと、やりたかった寄付パターンが全部できることです。

せっかく支援者様が寄付してくださったのに、手数料で大きく出て行ってしまうのではやっぱりもったいないので・・

積極的な広報活動×オンライン決済で「寄付しやすい」流れを実現


ー実際にコングラントを使われてみていかがでしたか?

 

スタッフ・理事ともにすごくありがたいと思っています!理事からは「コングラントの皆さんに是非お礼を言って下さい」って言われたりして(笑)

というのも、コングラントを導入したことによって、寄付をしたいと思った時に、ホームページからすぐに寄付ができる流れを作ることができたのが、私たちの団体にはとても大きな転機だったと言えます。

 

3月末にこんな感じで(下記画像)ドーンと新聞に取り上げていただいたんですが、これがすごく衝撃的だったみたいで。この新聞を見た人が私たちのホームページにきた時に、「オンラインで寄付できるらしい」となって寄付に繋がったパターンが多かったみたいです。

とてもありがたいと思っています。

コングラントを始めたのと同時期に、SNSの発信や、新聞社への投げ込みを積極的に行っていたこともあって、タイミングが良かったのだと思います。

寄付募集のポイントは、年代別ごとのアプローチ


ーこれから寄付集めを頑張っていこうと考えられている方にアドバイスをお願いします!

 

まず、オンラインで寄付集めをしていくならコングラントなどの寄付サイトを導入する前に、見やすいホームページに改善した方がいいと思います。やっぱり有名なフードバンクさんのホームページってすごく見やすくて、「寄付する」ボタンも分かりやすい。

 

なので、そういったホームページの整理とコングラントの導入を合わせてできたらいいんじゃないかなと思いますね。リタワークスさんでもホームページ作れるみたいですし。

       △弊社が運営するNPO・公益法人専門のホームページ制作 Webider
            (https://npo.webider.jp/index.html

ーはい、弊社でもNPO向けのホームページ制作を行っているので、いつでもお問い合わせ下さい!

広報活動については、何かポイントなどはありますか?

 

広報に関しては、年代によってアプローチを変えた方がいいと思っています。SNSは20代~50代くらいまでは見ているけど、シニア世代の人は新聞やテレビしか見なかったりと、媒体によって年齢層が全然違ってくるんですよね。

 

新聞への投げ込みもダメ元でいいので、「うちはこんな活動してます!!」って伝えておくのがいいと思います。そうすることで、「最近なにか取り上げてほしい活動ないですか?」と連絡がきたりします。

 

やっぱり最初のステップとして知ってもらわないと寄付してもいいかなという方々にアプローチできないので、それぞれの世代に見てもらえる、知ってもらえる場を作っておくことが大切ですね。



ーなるほど。支援者への働きかけだけではなく、もっと広く根を張ることが大事になっていくんですね。

最後に、ふうどばんく東北AGAINさまの今後の目標について教えていただけますか?

 

ふうどばんく東北AGAINのしてきた活動は、社会制度からこぼれ落ちる、または声なき貧者を救いあげる最後のセーフティーネットなのです。ホームページの最初にある【もし、あなたの周りにその日の食事もままならない人がいたら、あなたは助けますか?】これを皆さんに問いかけたいと思います。

大切な人が、子どもたちが、あなた自身がもしその日の食事も食べられないほどに困窮していたら、きっとあがいんのような活動をしている団体を知ったら、一筋の光を見たようだと思います。この活動は、誰かが続けなくてはなりません。

だから、私たちは寄付も寄贈も集め続けなくてはならないのです。

これからも継続して寄付集めを頑張っていきたいと思います。今回、コングラントを利用させていただいて多くの皆様のご支援を頂くことが出来たのですが、来年もこのまま継続できるように、少額ずつでもいいので応援し続けてくれる人が増えて欲しいなと思います。

フードバンクはコロナの影響でますます色々な方達から必要とされているので、団体を維持し続けられるように、私たちは日々協力・協賛を求めて体当たりで活動しているのでそれを応援してくれる人が増えるように頑張りたいです。

 

ー継続的なファンドレイジングが実現できるように、コングラントも引き続きサポートしてまいります!

本日は、ありがとうございました。


特定非営利活動法人ふうどばんく東北AGAINさまのホームページは下記のリンクからご覧になれます。 

https://www.foodbank.or.jp/
また、コングラントで作成したファンドレイジングページは下記のリンクです。

 ▷賛助会員・法人会員:https://congrant.com/project/fta/1533
▷継続決済:https://congrant.com/project/fta/1532
▷都度決済:https://congrant.com/project/fta/1525

インタビュー対象者:
特定非営利活動法人ふうどばんく東北AGAIN
富樫様
 
インタビュー・執筆・編集:畑山・遠藤 

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