こども食堂ネットワーク関西は、関西各地のこども食堂をつなげるネットワークで、情報や資源の共有の場として活動の広がりに貢献しています。

そんな「こども食堂ネットワーク関西」のホームページでは、コングラントの機能を活用して、ネットワークに加盟しているこども食堂がそれぞれ簡単に寄付を募集できるプラットフォームを提供しています。

今回はネットワークの運営団体である「西成チャイルド・ケア・センター」代表理事の川辺さんにお話を聞きました。 

ー「こども食堂ネットワーク関西」の参加食堂の寄付受付システムとしてコングラントを導入いただきましたが、なぜそのような取り組みを始めたのですか？

最初は自分の団体の決済システムとしてコングラントを利用していました。しかし、他の食堂さんから運営に関する相談を受ける中で、たくさんの食堂さんが寄付がなかなか集まらなくて困っている状況を知り、「ホームページを使って何かできないだろうか？」と思って始めました。自分が食堂を立ち上げた時も、同じように寄付が集まらなくて困ったので、他の食堂さんの役に立ちたいと思って。

ーご自身も経験された苦労をなくしたいということですね。では、なぜコングラントを選ばれた理由はなんですか？

コングラントってすごくよくて。（笑）立ち上げたばかりの団体にとって、カード決済を取り入れることはかなり難しいんです。ホームページやSNSに振込先を掲載しても、寄付者さんがそれを見て寄付をくださるまでにとても時間がかかるんです。

コングラントはページを作ってホームページに貼り付けるだけで簡単にクレジットカード決済を導入できるので、小さな団体にとってはコングラントはすごく大きな力になるんじゃないかと思っています。自分がこども食堂を立ち上げたときにしんどかったことを、他の食堂さんが苦労しなくていいようにひとつひとつ潰していければいいなぁいう思いでやっています。

ーコングラントは「日本全国の小さな活動を真剣に応援する」を使命に運営しているので、そう言っていただけて嬉しいです。

ー実際にネットワークを運営する中で、ネットワークに加盟されている食堂さんの反応はいかがですか？

「寄付ページをみて寄付をもらったよ〜」という声は聞きますね。あと、コングラントのページに情報がまとまっているので、こども食堂を利用したいと思っている方や、ボランティアをしたいと思っている方に地域のこども食堂を紹介するのに役に立っています。

ーでは、川辺さんご自身が感じる、コングラントを導入から変わったことはなんですか？

まず、寄付の方法を伝えるのがすごく楽になりました。例えば、講演をしに行って寄付したいという方がいらっしゃった時、今までは振込用紙を渡してわざわざ銀行に振込をしに行ってもらわなければ行けなかったのですが、コングラントはクレジットカード決済ができるので、URLを送るだけで寄付をしてもらえるようになったんです。この間なんかは、寄付を申し出てくれた方が、その場でスマホで手続きを済ませてくださって。 

また、マンスリーの寄付機能があるのがいいです。これまでは、寄付者さんが自発的に毎月振り込んでくれていたのですが、続かなかったり、振込を忘れられてしまうこともあって。コングラントでは自動的に引き落とされるので、手間もかからないし寄付のし忘れも防げます。
あとは、ちょっとでも悩むことがあったらサポートしてくれるので、助かっています。相談したらすぐ返信がくるので、気持ちも楽に利用することができています。

ー今後ネットワークの運営で、やっていきたいことはどんなことですか？

コングラントの寄付ページは作ったものの、広報・周知の仕方が分からずうまく活用し切れていない食堂さんも多いので、そこをやっていきたいです。自分のところ（西成・チャイルド・ケア・センター）が率先してファンドレイジングをし成功例を示すことで、他の加盟している食堂さんもコングラントをどう活用していけばいいかわかってもらえると思っています。

ーぜひこれから周知に力を入れるためにも、サポートを続けさせてください。本日はありがとうございました。