寄付DXシステムのコングラント、サービス開始から7周年を迎えました

導入事例
学校法人コリア国際学園


コリア国際学園(KIS)は、コリア系インターナショナルスクールとして、2008年に設立されました。
コロナ禍の中での経済的打撃による寄付額の減少を受け、コングラントにて、継続寄付決済のご利用を開始されました。
今回、コリア国際学園校長である金様に、寄付募集において工夫している点や、コングラントを活用するメリット等をお伺いしました。


ーコリア国際学園について教えてください。

いつも、韓国とか朝鮮という言葉は使わずに、「コリア系インターナショナルスクール」というふうに説明しています。

20世紀は国家や思想というものが人々の対立を生む一つの要因になっていました。

21世紀は、そういうものを飛び越えて、人と人とが世界で共存していけるような人材を育てていきたい、という想いから作られた学校です。

元々、日本には、在日コリアンの子どもたちのための教育機関がいくつかあるのですが、コリア国際学園の特徴は「国民教育を柱にしない」と言う点にあると思います。子どもたちには、個々のアイデンティティを大切にしてほしい。

そして、多言語を学び、さらに問題解決能力やコミュニケーション能力を高め、世界で活躍できる技術とマインドを持った子どもたちを育てることを目的としています。


ーK-POP・エンターテイメントコースを新設されたんですね。

はい。というより、今度作ります。

本校の建学の精神は、「越境人の育成」です。境界を超えて活躍できる、共存できる子達を育てるということですね。また、本校の進路指導の特徴は、子どもたちに夢を持ってもらうことです。そして、夢を実現するために自分で努力するような子どもたちを育てたい。

主に、コリア語(韓国語)、英語、日本語の三言語をベースとしています。したがって、欧米圏の学校や韓国に進学する子達も多くいます。

K-POPアイドルは、英語や日本語が堪能なので、多言語を学んで世界で活躍していく姿は学校の教育理念と合うんではないかということで、今年4月に、「K-popエンターテイメントコース」をスタートすることが決まりました。

継続寄付決済で、安定した学校運営を実現


ー寄付募集を開始されたきっかけを教えてください。

本校は、学校教育法の第一条に該当する「一条校」ではありません。中学校や高等学校と違い、日本の法律上は、「各種学校」というふうに規定されています。

当然、日本政府や韓国政府からの支援金はありません。したがって、以前は、一部の少ない経済理事や支援者の方が支援してくださる部分が大変大きかったです。

しかし、昨年コロナの影響もあり、本校を支えてくださっていた方達のビジネスにもかなりの影響があり、寄付額も減少しました。

そこで、一部の人たちに大きな負担をかけるような経営ではなく、日本社会や、日本に住んでいる多くの人たちに、支えていただけるような学校になって欲しいと考えました。

今の各種学校という状態で、安定した財政基盤を作るには、みなさんに支持して頂ける教育をして、コミュニティを作り上げ、支えてもらえる学校にする必要がありました。


ーコングラントご利用前は寄付募集されてましたか?

やっていたのですが、なかなか寄付は集まりませんでした。

当時は、大口狙いで、ビジネスで成功している方だとか、余裕のある人に対して、寄付をお願いしていました。


ーコングラント導入に至った経緯を教えてください。

コングラントに惹かれた1番の理由は、継続寄付で募集ができるということです。

継続寄付ができることと、クレジット決済ができることの二点で探していて、コングラントが一番いいんじゃないかという結論になりました。

本当に「少額多数」の人たちに支えてほしいという思いでした。

コロナ禍でも、多くの人から共感を得るための工夫を


ー寄付募集ページに今まで支援してくださった方のお名前やメッセージが書いてあるのがすごく素敵だなと思ったんですが、支援してくださっているマンスリーサポーターの方はどのような方が多いですか?

意外といろんな方がいますが、一番多いのは身内です。保護者、卒業生、理事や教職員の家族や知り合いとか。1年前、本校を卒業して大学一年生になった子も、コングラントを始めた瞬間に加入してくれました。アルバイトしながら毎月千円寄付してくれています。

本当に嬉しかったですね。

コングラントは翻訳もできるので、韓国や中国、さらにはヨーロッパからも支援者がいます。

(出典:https://congrant.com/project/kis/2213


ーこれから寄付募集を始めようとしている学校様や団体様に対して何かアドバイスがあれば、教えていただきたいです。

一番大事なのは、直接会って、「お金をください」と伝えることです。

もちろん、自分の活動に自信がなければ、それは言えないことだと思います。

次に大事なのは、支援者の方達をどのような位置付けにおくのか。

私たちの場合、Googleグループで、月に一回学校の情報をお届けしています。コングラントの決済が行われる20日のタイミングに合わせて、毎月一回メールを流しています。

コロナが落ち着いて来たら、支援者の方達に集まっていただいて、報告会を開催するのもいいと思います。

「自分がこの学校を支えてるんだ。」「自分もこの学校を作っている一人なんだ。」というような自覚と喜びをどう与えられるかという所を意識することですね。


ー今後の寄付募集、活動の目標はありますか?

現在、継続決済で120〜130口集まっているといった状況です。

当面の目標は、1000口集めることですね。

都度決済で寄付してくれる方も意外に多いです。継続決済の倍以上は集まっています。

1000口は集めて、安定的な運営をしていくのが理想です。

ー本日は本当にありがとうございました!これからも、コングラント一同、精一杯サポートさせていただきます!


コリア国際学園さまのホームページは下記のリンクからご覧になれます。

https://kiskorea.ed.jp/

 

また、コングラントで作成したファンドレイジングページは下記のリンクです。

継続決済▷https://congrant.com/project/kis/2213
都度決済
https://congrant.com/project/kis/2212

インタビュー対象者:
学校法人コリア国際学園
校長 金正泰さま
インタビュー・執筆・編集:恒本、林


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