【無償】令和6年 台湾地震の緊急支援に
企業寄付・社内募金サポートを開始

導入事例
一般財団法人くまもとSDGs推進財団

熊本地震の際に、「現地で活動している人にどれだけの資源が行き届いたのか、どれだけ生きたお金になっているのか」を疑問視され、現在は「想いとお金のミスマッチ」を減らすべく活動されています。また、地震や災害だけでなく、社会問題の解決を、企業や行政、地域団体と共にしたいという思いからSDGsを掲げていらっしゃいます。 今回は、そんなくまもとSDGs推進財団さんに、中間支援組織が寄付を集める意義とSNSを利用した広報についてお話ししていただきました。


 

ーはじめに、団体の活動について教えてください。

 

熊本の地域課題・社会問題を解決するコミュニティ財団として2019年8月に設立された団体です。今年7月に発生した大雨による災害への基金の実施や、持続可能な地域づくりに向けてSDGsの推進などを行っています。

 

熊本地震で、”想いとお金のミスマッチ”を疑問視


ーHPに記載されていた、“想いとお金のミスマッチを減らしたい”とはどのようなことなのでしょうか?

 

寄付をする人が支援をしたいと思ったところに、お金を届け、生かすといった意味です。 熊本地震の時、ある企業さんが、寄付付き商品の販売益(寄付金分)をある団体さん(財団法人)に大口寄付され、その寄付金を県内のいくつかの団体等に助成金として助成する際に伴走支援をして欲しいという依頼がありました。しかし、その時、この何千万人という消費者さんたちの想いで集まった寄付金が、消費者さんが全く想定していないところに流れているのではないかと疑問に思いました。 本当に支援が必要なところにお金が行き届いていれば、もっと早く復興していたであろう場所や人がいたと思います。これを、繰り返してはいけないという思いがあります。


ー2019年の8月に団体を立ち上げられてから、銀行振り込みの賛同金の募集をしていたそうですね。銀行振り込みが主だったなかで、コングラント導入に至ったきっかけなどはありますか?


信頼感と、料金、寄付募集の種類が決め手です。 周りのNPO団体さんがコングラントを利用していたため、信用できると思いました。その方達から、使いやすや、手数料の安さについても聞いていました。 また、今回はクラウドファンディンングをしましたが、その他にも寄付募集の方法があるというのも魅力の一つです。

△コングラントは、クラウドファンディングの他、様々な寄付募集にも対応しています。

災害発生から1日で、基金の立ち上げを実現。現場のニーズに合った支援を展開


ー今回の熊本災害基金のクラウドファンディングについて、災害発生から基金の立ち上げまでどのような流れで行われたのでしょうか。


当時、災害の予報が全くなかったため、被災地以外の人たちが災害に気づいたのは7月4日の朝でした。目覚めてすぐに何気なく開いたSNSで流れてくる写真や動画に最初は何が起きているのかわかりませんでしたが、被災地の友人たちの悲痛な叫びから事の重大さを把握しました。その後、すぐに役員のLINEグループで議論を開始し、基金設立の話を進めていきました。他財団さんなどの協力もあって、その日の夕方には基金設立ができました。


ー1日で、基金設立までできたのですね!

 

寄付集めはスピード勝負だ、とよく言われますよね。

私たち中間支援団体が最初に立ち上がったことで、寄付する側がどこに寄付をすればいいのかが明確になったと思います。また、寄付が分散せずに集まると、助成金を受け取る団体さんは、入るお金の予測がつくので、先を見据えた活動ができるようになるんです。

 

中間支援団体を介さずに寄付を送ることが効率的かもしれません。ですが、本当に支援が必要な場所に寄付を届け、寄付を"生きたお金”にするためには、刻一刻と変わる被災地のニーズを捉え、適切なタイミングで助成していく必要があります。 例えば、今回の水害ではコロナの影響で、炊き出しは基本的にNGです。 したがって、炊き出しを行う団体さんに寄付が集まっても、すべてを有効活用することは困難でした。

こうした現地の細かなニーズに合わせた支援金の配分ができたのは、自らも熊本地震を経験し、そして、地域に根付いた中間支援組織として活動しているからこそです。寄付を”生きたお金”にすることで、寄付する側の想いとお金のミスマッチも減らせたように思います。

△(くまもとSDGs推進財団様のファンドレイジングページ)

Facebookを活用した広報 写真と言葉でミスマッチを減らす


ーどのように団体の情報発信をしていましたか?

 

facebookを活用しています。寄付がしっかり現場へ届き、活動資金になっていることを寄付者さんに伝えていきたいという思いで、ほぼ毎日発信しています。 寄付者さんは、寄付の行先がわからなくなってしまうと、不安になり寄付をやめてしまいます

 

助成団体さんが活動している写真や、被災者さんの言葉(文章)を通して、現地の方が救われている構図が見えると、寄付と寄付した側の想いとのミスマッチを減らすことができます。これが、その後の継続的な支援にもつながります。



ーfacebookを拝見すると、支援者さんからのメッセージがたくさん寄せられている印象を受けました。支援者さんの共感を呼ぶSNS投稿が、成功の秘訣なのかもしれませんね。

これから 災害復興の置いてけぼりになる人のいないよう、現地のニーズに合わせた支援が必要となります。   先日お邪魔した芦北町の佐敷駅は、住民の方が訪れる場となる工夫がされていました。 ...

一般財団法人くまもとSDGs推進財団さんの投稿 2020年7月12日日曜日

△(出典:くまもとSDGs推進財団様facebook )


ーコングラントを実際に利用してみてどうでしたか?

クレジットカードでの寄付で、銀行振り込みに行く手間を省くことができ、めんどうくささを感じていた人、今まで寄付をしたことがなかった層からの寄付も増えたと思います。遠方の方からの寄付も増え、金額・支援者ともに増えたと実感しています。

 

また、今回1日で基金を立ち上げることができたのは、団体さんの支援をしたいというコングラントさんの思いがあってこそのスピード感だと思います。 寄付の回収も1週間という早さで実現しました。普通、クレジットカード決済だとタイムラグがあるので、とても助かりました。

寄付時に自動返信で、感謝の気持ちを使えることができることもありがたかったです。この機能があることで、業務の効率化にもなっています。


ーありがとうございます。これから寄付募集をしようと思っている団体さんや、コングラントを導入しようと思っている団体さんに対してアドバイスがあればお願いします。

クレジット決済は、寄付しようと思う方のハードルを下げることができますし、寄付募集のスピード感という点でも優れています。また、管理の機能があることで業務の効率化になります。

寄付募集をした後も、SNSなどで寄付の使われ方を伝えて、継続的な寄付につなげていくことも大切だと思います。


ー今後さらなる目標などがあれば、教えてください!

居場所づくりのための基金を立てようと思っています。
発達障害の方の居場所がないという声を身近に聞いたので、まずは、発達障害の方のための居場所づくりをする予定です。ゆくゆくは、高齢者の方やひとり親さんのためにも”居場所”をつくり、そこで拾った声から見えてきた問題の解決をしていけたらと考えています。


ー継続的なファンドレイジングが実現できるように、コングラントも引き続きサポートしてまいります!本日は、ありがとうございました。

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一般財団法人くまもとSDGs推進財団さんの投稿 2020年7月13日月曜日
△(出典:くまもとSDGs推進財団様facebook )
独自で、現地の様子も発信していらっしゃいます。


一般財団法人くまもとSDGs推進財団さまのホームページは下記のリンクからご覧になれます。  

https://kumamoto-foundation.org/
また、コングラントで作成したファンドレイジングページは下記のリンクです。

▷継続決済:https://congrant.com/project/kumamoto/1930 
(熊本災害基金<2020熊本水害支援>)
▷都度決済:https://congrant.com/project/kumamoto/1632

(新型コロナウイルス禍対策 くまもと命を守る基金「ひとり親世帯緊急支援」)
インタビュー対象者:
一般財団法人くまもとSDGs推進財団
林様
 
インタビュー・執筆・編集:奥田・楠元 

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