寄付DXシステムのコングラント、サービス開始から7周年を迎えました
来年、創立100周年を迎える高校の記念事業を行う大阪府立豊中高等学校創立100周年記念事業実行委員会様。コングラントを導入し寄付を募ったところ、「クレジットカード決済を導入してよかった」と卒業生の方から声が上がっているそうです。強固なつながりがあるほど、クレジットカード決済の効果は高まります。
ー記念事業実行委員会ということですが、活動の内容を教えていただけますか?
2021年の5月に大阪府立豊中高校は、創立100周年を迎えます。
記念式典の開催・記念誌の発行、質の高い教育を行うための設備の導入、生徒のための教育基金の立ち上げ、これらを実現するために活動しています。
3年前に、学校・PTA・同窓会である豊陵会・PTAのOB会である豊友会の4団体で立ち上げ、現在は特定寄付(税控除の対象となる寄付)と一般寄付の2つの形で計1億円の寄付を集めるプロジェクトを進行中です。
この春には、全ての教室にプロジェクタの配置が完了し、これからの活用が期待されます。
そして、これからは、食堂を改装して開設するアクティブラーニングのスペース「豊陵ホール」のプロジェクト、及び、生徒が授業の質問が出来る環境を整える教科準備室整備事業を進めていきます。
ーコングラントは、どういった経緯で導入されたのですか?
このプロジェクトでは、ご支援をくださる方が卒業生や保護者、保護者OB、学校関係者の方になります。
そのため、20代から70代以上の方々という幅広い年齢層です。
特に、70代以上の方が多く、その方々で一番多い寄付の方法がゆうちょでの振込です。
しかし、20代や30代に加えて、今では60代前半の方々もクレジットカードを利用しています。
キャッシュレス決済の流れもあり、クレジットカードでの寄付決済の必要性は感じていたので、クレジット決済を導入できるツールを探していました。
ツールの採用にあたり、当初は寄付をくださる方の個人情報を預けることがネックでした。
他の利用団体や運営会社(リタワークス)の実績を確認したり、コングラントに様々な問い合わせをしたりして、信用に足るということで導入させていただきました。
ーコングラントを導入してみてよかったところはありますか?
20代から40代の方々からの寄付が増えたことと、「寄付をしよう」と思ったときにすぐに行動できる仕組みを導入できたことです。
私たちの団体において寄付が集まるタイミングは、同窓会の会報を発行後です。 特に、大型連休の帰省で会報を目にした際に寄付していただくことが多いです。
銀行振り込みの場合、会報を見ても銀行に行かないとすぐに寄付ができません。
しかし、クレジットカードを利用して、「24時間いつでも、家で寄付ができる」というのは、寄付集めにおいてとても役立っています。
実際、大型連休や土日、そして今回の外出自粛期間のときはコングラントの決済がほとんどです。
ー会報で寄付のお願いをする形になりますか?
はい。
普段は年に1回発行していますが、この100周年事業の期間は「寄付のお願い」の案内を同封して年に2回発行しています。
さらに、この期間は卒業生だけでなく、保護者・保護者OB・学校関係者の方にも会報を送付しています。
一般寄付の場合は、会報が届いた日を境に一日80件ほどの寄付をいただきます。
特定寄付のときは、一日100件以上いただくこともありました。
△コングラントで作成したページをQRコード化したものを掲載し、その場で・すぐに寄付できる
ー支援者管理システムはどのように活用されていますか?
こちらは、同窓会の会員情報を更新する上で重宝しています。
会員になるタイミングが卒業時になっていて、実家の住所で登録されます。
しかし、実家を出て一人暮らしを始める際、同窓会に住所変更の連絡をいれる人は少ないです。
そのため、本人に届けたい会報が実家に届いてしまい、読んで欲しいタイミングに本人の手元に届いていませんでした。
ですが、コングラントで寄付をいただく際には、名前や卒業期・会員番号に合わせて、住所の入力をお願いしているので、会員の情報を更新できます。
そして次回の会報からは、最新の住所にお送りすることができます。
またコングラントを経由しない銀行振込だと、寄付者の情報がカタカナになってしまいます。
会員名簿との照らし合わせが必要で、情報の管理や領収書の発行という事務作業の面でとても手間がかかっていました。
その点でも、コングラント経由のクレジット決済・銀行振込なら、あらかじめ必要な情報が揃っているので便利です。
ー今後の目標をお聞かせください。
生徒の海外研修など豊高生の教育を助成するために、「豊中高校教育基金」の設立を目標にしています。
ーこれから本格的に寄付募集をはじめようという方、コングラントの導入を考えている方にアドバイスをお願いします。
先ほども言ったように、今では60代前半の方々もクレジットカードを利用しています。
加えて、これから新しい生活様式になって、わざわざ金融機関に行くことがなくなると思います。
今は、銀行振り込みが主な手段かもしれませんが、これからはクレジット決済が多くなると考えています。
私たちのような事業実行委員会の資金調達もクレジット決済が必要になってくるはずです。
また、若い世代の方は経済的に高額の寄付が難しく、少額の寄付になります。
銀行振込だと、少額の寄付も一定の金額が手数料で取られますが、
手数料がパーセンテージだと、少額寄付と相性がいいですね。
ー本日はありがとうございました!
インタビュー対象者:大阪府立豊中高等学校創立100周年記念事業実行委員会 大田様
インタビュー・執筆:遠藤恵子・青木亮太