ベルトラさまは、オンラインで世界中の現地体験型オプショナルツアー予約サービスを提供する企業です。 扱う商品は、150ヵ国で12,000を超えます。 オーストラリアの森林火災に際して、社内で「何かできないか」という声が自然発生的に上がって、クラウドファンディングを実施。 494名の支援を受け、目標金額の200万円を達成しました。 今回のインタビューでは、ベルトラさまにコングラントを導入した経緯やクラウドファンディングの詳細について伺いました。

ーはじめに、御社の概要を教えてください。

ベルトラは、オンラインの旅行代理店です。 ホテルや航空券を取り扱わずに現地での体験商品、いわゆるオプショナルツアーに特化してサービスを提供しています。

日本においては、体験商品を専門に提供する予約プラットフォームのパイオニアとして、日本国内を含む150ヵ国・12,000を超える商品を取り扱っています。

ー今回のクラウドファンディングに至った経緯を教えていただけますか？

オーストラリアの森林火災が非常に深刻なものであったと、みなさまも記憶にあると思います。
ベルトラにとってオーストラリアは、人気の旅行先・縁がある社員が多い、と近い存在です。
また、普段お世話になっている現地パートナーの企業の方も多くいらっしゃいます。
「何かできないか」という声が社内で自然発生的に上がりました。
その時、オーストラリアの森林火災に対して、日本語で気軽に寄付できる窓口が存在しなかったのですが、それならば我々で立ち上げよう、ということになりました。

△実際のクラウドファンディングページ（https://congrant.com/project/veltrabushfirerelief/1386）

ーなぜ寄付募集にあたりコングラントを選んだのですか？

コングラントなら、ベルトラが寄付を集めて、オーストラリアの支援団体に届ける形を実現できると感じたからです。
一番の決め手は、ページ作成の簡潔さと公開までのスピーディーさです。 コングラントは、ページ作成のシステムがわかりやすく、使いやすい。 団体の登録から公開までが最短即日でできる。 こういった点を見て、導入しました。

ークラウドファンディングにあたってどのような広報活動を行いましたか？

Twitter・facebook・instagram、会員の方向けのメールマガジンなどで広報をしました。 メールマガジンの購読者は、約118万人いらっしゃいます。
企業だからこそ持っている大きなネットワークを活用することが、重要だと感じています。

ー約500人の方から支援をいただいていましたが、工夫された点はありますか？

誰もが気軽に寄付できるよう、下限の金額は500円に設定していました。 この森林火災に心を痛めていて、「何かしたいな」と思っている人に、年齢を問わず寄付できるようにという思いがありました。 実際に、小さなお子さんと寄付をして応援メッセージを送ってくださる方もいました。

Twitterは約4,000人、facebookは140,000人ものフォロワーがいます。
企業だからこそ持つ拡散力と500円からの寄付募集がうまくマッチしています。

ーコングラントを使って感じたメリットはありますか？

団体の登録から実際に寄付募集を開始するまでが非常にスピーディーなところです。
森林火災の被害は深刻で、いち早く寄付を募集する必要があったので、すぐに寄付の受付を開始できたことは良かったです。
利用登録から寄付募集までのステップが簡潔で、寄付募集ページの作成機能もわかりやすくできていました。 また、寄付金や支援者の管理システムについても、必要な機能は全て揃っていて、 CSVファイルの出力も簡単で、使いやすかったです。

ー企業でこれから寄付の募集を始めようと思う方にアドバイスをお願いできますか。

企業で寄付を募集する際に、挫けてしまうのはセットアップだと思います。
みなさまの企業でも他の業務があって寄付募集ページを作るリソースを、なかなか用意できないと思います。
しかし、コングラントは特別な知識がなくても導入でき、簡略化されたステップで登録から寄付の募集までできます。
社会貢献活動の一環として寄付募集を始めたいけれど「どうやって実現したらいいかわからなかった」「社内にリソースがなかった」という方には、ぜひ使っていただきたいです。

企業が社会貢献活動を行うにあたっては、顧客やメルマガの登録者などリーチできる規模が強みになってくると思います。
企業としての影響力やすでに持っているネットワークをうまく活用していくのが重要です。

ベルトラとしても今回で終わりでなく、これからも何らかの形で同様の活動を続けていきたいと思っておりますし、他の企業の方にもぜひ挑戦していただきたいです。

ー本日はありがとうございました！

インタビュー対象者：

株式会社ベルトラ　三田村様

インタビュー・執筆・編集：遠藤・青木