「支援者管理の4R」に沿ったアクションを考える
こんな団体におすすめ
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安定した収入源を増やしていきたい
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団体の会員制度やマンスリーサポーター制度の魅力をもっと高めたい
新規会員やマンスリーサポーターを増やすにはどうすればいいかばかりを考えてしまい、会員に継続してもらうための仕組みが不十分、という状態になってしまっていないでしょうか。
せっかく会員になってもらったのに、継続してもらう仕組みの不足によって退会してしまったら、団体として収入が増えていかないばかりか、「あの団体はちょっとね…」といった印象、評判が広がってしまうことにもつながりかねません。
会員やマンスリーサポーター制度をより魅力あるものにしていくために役立つ、「支援者管理の4R」について考えてみましょう。
コツのステップ
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「支援者管理の4R」に沿って、それぞれの現状を確認する
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ターゲットを踏まえて、特に不足しているRについて補強をする
1 「支援者管理の4R」に沿って、それぞれの現状を確認する
「支援者管理の4R」とは、Recruit(新規)、Reactivate(再活性化)、Retention(離脱防止)、Revive(復帰)の4つです。
まずは、自団体の会員制度やマンスリーサポーター制度について、4つのRそれぞれについて取り組めているかを確認してみましょう。
・「Recruit(新規)ばかりで他の3つについては何もしていなかった」
・「Reactivate(再活性化)にあたる取り組みとしてやっていたつもりだけれど、あまり効果は実感できていない」
といったことが見えてくると思います。
2 ターゲットを踏まえて、特に不足しているRについて補強する
改善が必要な点が見えてきたところで、足りないところを補強していく必要がありますが、やみくもに取り組みを増やすのではなく、この会員制度やマンスリーサポーター制度のターゲットを十分意識して考えてみてください。
ターゲットにとって、どんな働きかけが再活性化につながるか、ターゲットが離脱する可能性があるとしたらどんな理由か、と考えることで、制度としての魅力も高まっていきます。
もしそれを団体内で考えることが難しそうであれば、現在の会員やサポーターにヒアリングするのもおすすめです。
事例
子ども食堂を運営する団体
団体の運営に必要な費用を確保するために、マンスリーサポーターを募集しているが、活動の様子などをSNSで積極的に発信していることもあって、毎月新規の登録があったが、一方でここ数カ月毎月退会の申し出を受けるようになり、登録者数が伸び悩んでいた。
そこで支援者管理の4Rに沿って現在の取り組みを確認したところ、特に、Reactivate(再活性化)、Retention(離脱防止)について、半年前に退職した事務スタッフがサポーターの方に個別にお礼を伝えていたり、クレジットカードの有効期限切れの連絡をしたり、といった対応をしていたのだが、後任者がそうした対応を十分にしていなかったことなどが見えてきた。
そこで登録後の支援者の方たちへの連絡フローを改めて整えるとともに、サポーターの方たちにヒアリングを行い、要望が多かった「サポーター限定のオンライン交流会」を実施した。
チェックリスト
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団体の会員制度等の現状を、4つのR(Recruit(新規)、Reactivate(再活性化)、Retention(離脱防止)、Revive(復帰))に沿って把握できていますか?
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4Rについて不足している点を補強するためのアクションは、会員制度等のターゲットを踏まえたものになっていますか?
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