団体内部でクラウドファンディングが盛り上がる工夫をする
こんな団体におすすめ
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団体で一丸となってクラウドファンディングに取り組みたい
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クラウドファンディング担当者の負担を軽減したい
クラウドファンディングについて、SNS等の情報拡散力を活かして多額の支援を集めることに成功した団体も多くありますが、一方でプロジェクト期間中の負担の大きさから、「もうやりたくない」と考えている団体の方もいるのではないでしょうか。
クラウドファンディングは、入念な事前準備によって負担を軽減させることはできますが、それでも期間中は頻繁な情報発信が求められますし、順調に支援が集まっていかないときには精神的にも堪えます。
だからこそ、こうしたクラウドファンディングへの取り組みを、少数のスタッフ、ましてやある担当者1人が担うという状態は避けなければいけません。対外的な情報発信ばかりでなく、団体内部でもクラウドファンディングへの気運が高まる工夫を考えていきましょう。
コツのステップ
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クラウドファンディングの目的と、一丸となって取り組む必要性を共有する
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各スタッフの強みも踏まえて、それぞれの役割を明確にする
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目標額の達成状況等が常にわかるような工夫を考え、実行する
ファンドレイジングの取り組みを始めたばかりの団体や、規模が大きい法人等になると、そもそも団体内でクラウドファンディングに取り組んでいることすら知らないスタッフがいる、ということもあるようです。
まずはいつから、何に対する資金を集めるクラウドファンディングを行うのか、だけでなく、なぜクラウドファンディングで資金を集めるのかについて各スタッフに説明し、理解を得る必要があります。そのうえで、目標達成のためにはそれぞれがどんなことに取り組む必要があるのか、それぞれの役割についても明確にしておきましょう。
加えて、目標額に対して現在何%の支援が集まっているかや、どんな応援メッセージをいただいたか、といった情報を団体全体でタイムリーに共有することで、気運も高まり、それぞれが自身の役割に主体的に取り組んでくれるようになっていきます。
事例
障害のある方の就労支援を行う団体
この団体では新たな事業所を開設するため、資金の一部をクラウドファンディングで集めることになった。プロジェクトの詳細について団体の代表が検討・準備を進めていたが、他のスタッフは事業に日々追われ、ファンドレイジングへの関心は低く、このままでは代表だけがクラウドファンディングに奮闘する状態になることが危惧された。
そこで代表は団体の定例会議で、既存の支援制度だけでは対応が難しい方がいることを多くの人に知ってもらうために、クラウドファンディングで資金を集めたい、といった目的・想いを改めて説明した。さらに、情報の拡散や発信をスタッフ間で分担して取り組むことについて理解を求めた。また、プロジェクト開始後は、目標金額や達成状況を事務所に掲示したり、支援者からのメッセージがあったときは業務チャットで共有したりなど、目標達成に向けた気運を高める取り組みも行った。その結果、各スタッフも忙しい業務の合間を縫って、プロジェクトへの支援の呼びかけを行ってくれた。
チェックリスト
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クラウドファンディングの目的や必要性は団体内で共有されていますか?
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各スタッフの役割について明確になっていますか?
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目標金額の達成状況等を団体内でタイムリーに共有する仕組みは作れていますか?
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