目標額達成のための内訳を考えよう
こんな団体におすすめ
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目標達成に向けた打ち手を団体内でしっかり共有したい
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クラウドファンディング期間中にPDCAサイクルをしっかり回したい
クラウドファンディングで資金を集める際、目標金額達成に向けた内訳を試算しておくことが重要です。
試算といわれると難しく感じるかもしれませんが、少々荒くても「3,000円×〇人」「5,000円×〇人」といった内訳を考えることで、目標金額達成に向けて誰に対してどんな取り組みが必要なのかが見えてきます。
またプロジェクト開始後に予測と実績を比較する際にも、内訳があることで「この金額帯の支援が増えていない。ではどうするか?」というように、具体的な検討が行えるようになります。
コツのステップ
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プロジェクトのターゲットを考える
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ターゲットが支援してくれそうな金額帯ごとに、必要人数とその内訳を考える
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各金額帯の支援金額を合計し、目標金額が達成できそうか確認する
1 プロジェクトのターゲットを考える
プロジェクトのターゲットが定まっていない状態で内訳の試算を考えてしまうと、根拠に乏しい、なんとなくの試算になってしまいます。このプロジェクトのターゲットならどれくらいの額の支援が見込めそうか、そして何人くらいのターゲットにアプローチできそうか、といったように考えてみてください。
2 ターゲットが支援してくれそうな金額帯ごとに、必要人数とその内訳を考える
次にターゲットが支援してくれそうな金額帯ごとに、必要人数とその内訳を考えます。このとき、必要人数の内訳はできるだけ具体的に考えてみましょう。(以下の表を参考にしてみてください)
3 各金額帯の支援金額を合計し、目標金額が達成できそうか確認する
こうして各金額帯の支援金額の見込みが計算できたら、それらを合計します。もしその合計額が目標金額に届いていない場合は、もっと多くのターゲットにアプローチするための方法を検討していきましょう。
※参考|金額帯ごとの内訳
支援金額 |
必要人数 |
小計 |
必要人数の内訳 |
||
接点・媒体 |
見込 |
見込人数の根拠 |
|||
¥3,000 |
50 |
¥150,000 |
メルマガ |
25 |
1000通送信。開封率が25%で、うち10%が支援。 |
広報誌 |
15 |
300通発送。うち5%が支援(300×0.05) |
|||
セミナー |
10 |
セミナー参加者100名。うち10%が支援 |
事例
子どもの遊び場を運営する団体
子どもたちの自主性を尊重した遊び場の運営を各地で行っているが、新たな地域での遊び場の開設にあたり、必要な資金をクラウドファンディングで集めることになった。ターゲットの検討にあたり、団体の支援者リストを改めて確認した結果、年代は30代後半から40代前半で、子育て中の人をターゲットとすることにした。
この世代の人たちがどのくらいの金額を負担してくれそうかを団体の支援者数名にもヒアリングした結果、5,000円と10,000円の金額帯がメインになると判断した。しかし、5,000円の金額帯について以下のような試算を行ったところ、必要人数に届く見込みが立てられなかった。そこで団体ではターゲットとの他の接点がないか、もしくは他のターゲットへもアプローチする必要があるのか、といった検討を続けていった。
支援金額 |
必要人数 |
小計 |
必要人数の内訳 |
||
接点・媒体 |
見込 |
見込人数の根拠 |
|||
¥5,000 |
50 |
¥250,000 |
メルマガ |
25 |
1000通送信。開封率が25%で、うち10%が支援。 |
SNS フォロワー |
15 |
いいね300人。うち5%が支援。 |
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チェックリスト
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プロジェクトのターゲットは明確になっていますか?
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ターゲットが負担できる金額はどのくらいか、検討できていますか?
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金額帯ごとの必要人数について、その内訳も検討できていますか?
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