サポーターの退会を防ぐ3つのステップ
こんな団体におすすめ
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マンスリーサポーターや会員制度の継続率を高めたい
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既存の支援者の方たちとの関係を深めたい
支援者の方が団体から離れていってしまうとき、「最近イベント等に参加しなくなった」等、何かしらの前兆があるかもしれません。そうした前兆を見落とさずに丁寧な対応をすることができれば、団体の支援を継続してもらえるかもしれません。団体との関係が疎遠になっている人に気づけるしくみを整えていきましょう。
コツのステップ
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マンスリーサポーターや会員の退会理由を把握する
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団体への支援をやめてしまう前兆にあたることを考える
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前兆に気づけるしくみを整え、実施する
1 マンスリーサポーターや会員の退会理由を把握する
これまでのマンスリーサポーターや会員を退会した人の退会理由等を改めて確認し、どんな出来事ややりとりが「この団体を応援しよう」という気持ちの低下につながってしまったのか、考えてみてください。
もし退会理由について把握できていない場合は、まずは退会の申し出があったときに理由を確認するところから着手しましょう。
2 団体への支援をやめてしまう前兆にあたることを考える
ただ退会理由については、本当の理由を明かさずに退会する方もいるため、退会理由等からだけでは団体として何を改善をすればいいのか、判断が難しい場合もあります。その場合は、退会等の決断をする前に、何か前兆にあたることがないかを考えてみてください。
3 前兆に気づけるしくみを整え、実施する
イベント等への参加状況や団体からのメールへの返信の有無等、支援しようという気持ちの低下が現れている事柄が見つかるかもしれません。そうした前兆にあたりそうなことがわかってきたら、「これに当てはまったら、フォローが必要」というようなチェック項目にまとめるとともに、そのチェックをどう行い、どんなフォローをするか考え、団体として取り組めるしくみを作っていきましょう。
事例
途上国での医療支援や教育支援を行う団体
この団体では、マンスリーサポーター制度にて途上国の子どもの支援に必要な資金を集めており、サポーター向けの活動報告会を毎年行っている。サポーター登録者数は順調に増えている一方、ここ最近退会者も増えており、団体として対策を検討することになった。
退会届等から退会理由について確認したところ、多くは特に理由が書かれていなかったが、いずれの方も直近の活動報告会には参加していないことが分かった。確かに活動報告会に参加したサポーターとは、報告会の中でもコミュニケーションを図ることができているが、参加していない方については団体の想いを直接伝えることもできていないし、サポーターの声を聴く機会も作れていなかった、ということに気づいた。
そこで団体では、活動報告会に参加されなかった方への連絡について、これまではテンプレートのメール文面に報告会資料を添付、という形で行っていたが、メールの文面を一人ひとりに合わせた内容にするとともに、「団体への要望やご意見があれば教えてください」といった言葉も最後に添えて送ったところ、何件か返信があり、好評の声や団体への要望などをいただくことができた。
チェックリスト
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マンスリーサポーター制度等の退会理由は把握できていますか?
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イベントの参加状況やメールの返信の状況について、それぞれの支援者の方の変化に気づけていますか?
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団体と疎遠になってきている人へのフォローについて、団体として取り組めていますか?
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