支援者が団体に共感している点や期待している点、どういった経緯で支援者になったか等を紹介することは、まだ団体のことをあまり知らない人にとって、事業への理解が深まったり、共感を呼ぶきっかけになります。

協力してもらう支援者を考える際は、寄付者のターゲットを踏まえて考えるとよいでしょう。それによって、近い属性の方の関心をより引くことができ、支援してもらえる可能性も高まります。

次に、協力をお願いしたい方へ発信の目的やストーリーの用途等を説明し、了承を得ましょう。できればストーリーと併せてその方の顔写真も掲載できると望ましいです。

インタビューやヒアリング等を実施し、「支援者の声」としてSNSで紹介したり、記事を団体のウェブサイトに掲載したり、団体にあった形で発信してみましょう。

里山の保全活動を行う団体

寄付募集ページのリニューアルにあたって、活動に参加してくれている地域住民の存在や想いを広く知ってもらいたいと考え、数名にインタビューを行った。

ご本人の了承も得て寄付募集ページに掲載したところ、支援者同士で記事を見た感想を伝えあう様子が見られた。さらに掲載された方の知りあいで、以前この里山に住んでいた方から「ホームページで知人が里山保全の活動を頑張っていることを知った。きれいな里山を残すための活動をしてくれていてとても嬉しい」といった感謝の言葉とともに、団体へ寄付をいただくことができた。