助成金は新事業を申請する
こんな団体におすすめ
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助成金を活用して新たな取り組みに挑戦したい
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自団体独自の取り組みを広く知ってもらいたい
いろいろな助成制度の募集要項を見ると、すでに広く行われている取り組みよりも、これまでにない、新しい取り組みが好まれる傾向があることがうかがえます。 もちろん、各助成制度の対象事業にもよりますが、団体として新たに挑戦したい取り組みがある際には、助成金の活用を検討してみてはいかがでしょうか。
コツのステップ
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各助成制度の要項を確認する
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実施したい取り組みの先駆性を整理する
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申請書類の該当する項目にまとめる
助成制度によって対象事業は異なるため、まずは申請を検討している助成制度の募集要項をよく確認しましょう。助成金については中間支援組織のホームページやメルマガ等でも紹介されているので、そうした媒体もうまく活用しながら情報を集めてみてください。
その際、選考にあたって先駆的な取り組みであることを重視している、といった記載がある場合は、事業の先駆性をしっかり説明したいところです。「先駆的な取り組み」といわれるとハードルが高いと感じてしまうかもしれませんが、「団体が活動する地域ではこれまではなかった」「団体の活動領域の中ではこれまでなかった」というようなものも含めて考えてみるといいでしょう。
また、先駆性を整理するにあたっては、ただ「今までにない取り組み」であることだけを訴求するのではなく、
・こうした先駆的な取り組みが必要な背景
・これまでこうした取り組みがなかったのはなぜか
・取り組みの実現可能性
についても併せて説明することで、事業の魅力と可能性を理解してもらうことを目指してみてください。
事例
認知症のある方のご家族をサポートする団体
団体ではこれまで、認知症のある方のご家族や地域住民を対象として、認知症に関する専門家を招いた勉強会を定期的に行ってきたが、認知症になってもその方らしく地域で生活できる、ということをもっと多くの方に知ってもらうために、認知症の当事者による講演や相談会を行うこととなった。実施にあたり必要な資金をどう集めるか団体内で検討したところ、当事者による講演や相談会といった先駆的な取り組みであることを活かし、助成金を活用することにした。
担当者がさまざまな助成金情報を調べていたところ、高齢者福祉に関する助成制度を見つけることができ、要項も確認したところ、当該事業も対象になることや、選考において先駆的な取り組みが歓迎されることを確認した。そこで団体内では先駆性に加えて事業の必要性や実現可能性についても整理したうえで書類を作成して申請した結果、無事採択の連絡をもらうことができた。
チェックリスト
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対象事業や選考基準などについて、助成制度の要項で確認しましたか?
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取り組みの先駆性だけでなく、取り組みが必要な背景や実現可能性等についても、申請書類の中で説明できていますか?
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