寄付DXシステムのコングラント、サービス開始から7周年を迎えました
コングラントのこれまでの実績やソーシャルセクターや企業に提供できた社会的インパクトについてまとめた「インパクトレポート2024」を発行しました。本レポートでは、寄付の存在を問う様々な議論から辿り着いた「寄付は願い」という、弊社が考える「寄付」についてもご覧いただけます。
■コングラントの1年間
2023年度末時点で、コングラントをご利用いただいている団体数は前年の1.5倍である2,420団体に達しました。また、寄付流通額は25億円、寄付件数は33万を超え、前年より大きく増加しました。
また、ご利用団体は、特定非営利活動法人が最多を占め、任意団体、社団法人が続いています。さらに、認定特定非営利活動法人も154団体が登録しており、多くの支持を受けています。
■コングラントのロジックモデル
コングラントは、NPO・ソーシャルセクターのための寄付DXシステム「コングラント」にて、寄付募集・決済・CRMなどファンドレイジングに必要なすべてをワンストップで提供しています。
NPO・ソーシャルセクターはこれまでに無い圧倒的なスピードと低コストでシステムを導入することができ、資金調達力の向上と業務効率化を実現しています。また、独自の支援として助成プログラムも多数実施し、システム面だけでなく組織基盤からNPOの経営力向上に取り組んでいます。
NPO・ソーシャルセクターのファンドレイジング力(経営力)が向上することで、団体の活動が活性化すると同時に、活動する人々も前向きな気持ちに変化し、活動する人々が増幅します。その結果、NPO・ソーシャルセクターの支援活動が日本の隅々の当事者までいきわたるという変化を起こします。
■寄付は願い
本レポートでは、寄付の存在を問う様々な議論から辿り着いた「寄付は願い」という、弊社が考える「寄付」についてもご覧いただけます。
「寄付は願い」という概念によって、一人ひとりの願いと寄付という行為の意義を再定義することができました。これらの議論によって、より良い社会に寄付が必要だと信じきれる力強さが身についたように感じます。
これからも多くのソーシャルセクターの願いを寄付によってつなぐ役割を果たしていきたいと思います。
コングラントは2024年9月をもって、サービス開始から7年を迎えました。
サービス開始当初は近隣NPOの決済システムの課題を解決したいという想いだけで始めましたが、そのニーズは想像以上に大きく年々利用が増加し、現在では数千の団体にご利用いただくことができています。また、認定NPO法人の利用率も増加傾向にあり、「認定NPO法人の寄付決済ならコングラント」という認知も広がりつつあります。
私たちコングラントの存在価値は、ソーシャルセクター・大企業に対し、これまでにない革新的な寄付サービスを提供し日本の寄付市場を拡大していくことです。寄付を新しい時代に合わせて変化させたり、新しい構造を社会実装したり、大企業と共創してコレクティブインパクトを創出したり、日本の寄付市場拡大のために不可欠なインフラ・プラットフォームに成長していきたいと思います。
今後ともコングラントの成長と寄付DXにご期待ください。引き続き宜しくお願い致します。
コングラント株式会社
代表取締役・CEO
佐藤 正隆