物品寄付で新規の支援者を獲得する
こんな団体におすすめ
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支援者から物品寄付の要望があるので準備したい
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お金での寄付ではない応援方法を用意したい
物品寄付の意義
「お金での寄付はハードルが高いけど団体を応援したい」という支援者や「現金による寄付はできないから他の方法で....」という企業は数多く存在します。
そこで不用品のリサイクルや食料の寄付など物品寄付の仕組みを設けることで、団体の支援者の裾野を広げることに繋がります。
物品寄付は、支援者にとって支援の最初の一歩となることが多く、その後ドナーピラミッドの上の階層(単発寄付者や継続寄付者など)に上がってもらうきっかけとなります。
物品寄付の種類
物品寄付は、①書き損じはがき、古本、CDなど使用済みのものや不要品をリサイクルして活動資金にする方法(通称:もったいない系寄付)と、②子ども食堂の団体であれば食料やおもちゃ、猫カフェであればキャットフードなど、直接団体の活動に貢献する寄贈品を集める2つの方法があります。
いくつかの募集方法をご紹介します。
- ・地域の方から直接もらう
- これは地域の方との深いつながりが必要ですが、地域に根ざした子ども食堂などでは地元の農家や農協から食材を仕入れている例
- があります。
- ・ホームページに欲しい物品・送付先を記載する、もしくはAmazonの欲しいものリストで公開する
- ホームページに欲しい物品と送付先の住所を記載することで支援者からの寄付を集めます。 Amazonでは全国各地で物資の支援を
- 必要としている団体・施設・個人を支援先として指定し、「欲しいものリスト」の中から商品を購入することで、物資の支援を行
- うことができる機能があります。
- ▷Amazon「みんなで応援」プログラム
コツのステップ
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団体にあった物品寄付の方法を探す
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どれくらいの寄付があれば収益になるかを計算する
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物品寄付を運営するためのボランティアを確保する
- 1 団体にあった物品寄付の方法を探す
団体の活動や地域によって適切な物品寄付の種類は異なります。どの方法が自団体に最適かを考えて選びましょう。
- 2 どれくらいの寄付があれば収益になるかを計算する
特にもったいない系寄付の場合、一つひとつの寄付は非常に少額です。業者の換金率をもとに、どれくらいの量を集めればいくらになるのか、どれくらいの作業量が発生するのかを計算した上で、目標額を決めて事業を始めましょう。 - 利益を出すのが難しいように見えますが、もったいない系寄付で年間数千万円の寄付を集めている団体もあります。業者から一括で回収する、広く多くの方に呼びかける、換金率の高い業者を選ぶなどの工夫がおすすめです。
このとき事業の運営には、ボランティアの活躍がポイントとなります。ボランティアをうまく活用し、事業の担い手となってもらいましょう。
- 3 ボランティアを確保する
ボランティアの募集方法をこちらの記事にまとめました。ぜひご覧ください。
事例
書き損じ葉書の回収を行う国際協力団体の例
この団体では、書き損じ葉書を団体の事務所に送ってもらうようSNSやホームページで呼びかけ、事務所に届いた書き損じ葉書を1,2名のボランティアが仕分けし、郵便局での換金を行っている。
また書き損じ葉書の寄付をいただいた支援者には、ポストカードのお礼状を送るとともに、お金での寄付の案内も行うことで単発寄付や継続寄付につなげている。
講演をしたことのある学校での呼びかけや、年次報告書を送付する際にチラシを添付するなどして、年間で200万円近くの寄付を回収することに成功している。
チェックリスト
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自団体にあった物品寄付の種類を選びましたか?
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収益の計算を行いましたか?
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運営に必要なボランティアは確保しましたか?
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