支援者向けに金銭以外の応援の機会も用意する
こんな団体におすすめ
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団体のステークホルダー(関係者)を広げたい
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支援者に気軽に応援してもらえるようにしたい
団体のことを応援したくても、いきなり金銭の寄付をするのはハードルが高いと感じる人もいます。応援コメントをもらったり、物品寄付をもらったり等、金銭以外のサポートを入り口にしてもらい、その後金銭の寄付にステップアップしてもらう導線を考えてみましょう。
コツのステップ
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金銭以外の応援の方法を知る
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自団体にあった応援の仕組みを整備する
1 金銭以外の応援の方法を知る
金銭以外の応援方法として代表的なものに以下があります。
①応援コメントをもらう
団体をなぜ応援しようと思ったか、どんなところに共感したか等、応援コメントをもらって、ホームページや広報物に掲載します。他の支援者が団体の良さに気づくきっかけとなったり、信頼性を高めることにつながるでしょう。詳しくは、こちらの記事へ。
②SNSで投稿シェアしてもらう
SNSで投稿をシェアしてもらうことによって、より多くの人に団体の投稿を届けることができます。寄付募集キャンペーンが始まった、メディアに掲載されたなど、多くの人に知ってもらいたい投稿は、「拡散希望」、「シェアお願いします」等の文言をつけて、シェアに協力してもらいましょう。
③物品寄付をもらう
物品寄付とは、不用品や食料など物品で寄付をもらう仕組みのことです。取り組みやすい物品寄付としては、未使用切手、書き損じ葉書、古本・古着等があります。詳しくは、こちらの記事へ。
④商品を買ってもらう
団体の提供している商品を買ってもらうことも応援の一つの形です。このときただ商品を売るだけでなく、団体が取り組む社会課題や、団体のミッション・ビジョン、具体的な活動等を伝えるカードやチラシを添えることで、購入者に団体のことを知ってもらいましょう。
⑤イベント・スタディツアーに参加してもらう
団体が取り組む社会課題に関心のある人向けに、イベント・スタディツアーを開催することも新規の応援者を獲得する方法の一つです。社会課題の現状を伝えるとともに、団体の活動も知ってもらい、ファンを増やしましょう。
⑥ボランティアをしてもらう
金銭面での支援は難しいが、時間や労力を提供することはできるという人や、団体の内部に入って社会課題を勉強したい、という人もいます。そういう人向けにボランティアとして団体の活動に参画できる機会を作り、協力者を増やしていきましょう。詳しくは、こちらの記事へ。
2 自団体にあった応援の仕組みを整備する
上記の一覧を参考に、自団体で取り組めそうなことをピックアップしてみましょう。このとき考える要素としては、
・団体の認知を広げることに寄与しそうか
・人手・労力の確保ができそうか
・参加してくれる人がいそうか
等が考えられます。団体の規模や体制も考慮しながら、取り組むものを選びましょう。
また、こうした機会を用意したあとは、それぞれの参加者に対して、金銭での寄付のお願いも忘れずに行いましょう。団体を応援したいと考えてくれている方は、金銭での寄付にも協力してくれるはずです。金銭以外の支援の機会を支援のステップアップの入り口と捉え、寄付者を増やしていきましょう。
事例
東南アジアで貧困支援を行う団体
東南アジアの貧困地域で若者の就労支援を行う団体では、金銭での寄付以外の応援の方法を用意しておらず、中学校で講演を行った際、先生から、「講演を聞くだけでなく、子どもたちが気軽に取り組むことができるアクションがあれば、より関心を深めることができるのですが」という意見をもらった。
そこで中学生でも気軽に取り組めることを考え、書き損じ葉書や古本、古着、ペットボトルキャップを集めてリサイクルをすることで、寄付をもらう仕組みを準備した。
するとこれまで講演で訪れた学校を含め、いくつかの学校の生徒たちが学習の一環としてリサイクル品を集め、団体に寄付してくれるようになった。
チェックリスト
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いくつかの金銭以外の応援の方法を知ることができましたか?
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自団体で取り組めそうな金銭以外の応援の方法を検討しましたか?
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