相乗効果を踏まえて財源を考えよう
こんな団体におすすめ
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団体の財源を整理したい
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資金調達を戦略立てて行いたい
団体には寄付や助成金、事業収入など様々な財源があります。各財源は資金発生源や調達方法は異なりますが、お互いに影響しあっています。
そうした財源間の相乗効果を踏まえ戦略を考えてみましょう。
コツのステップ
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団体の財源を整理する
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各財源の相互の影響について考える
まず、団体の収益の内訳を整理しましょう。
以下のようにグラフに落として考えると分かりやすいです。
(例)
上記で出した財源の相互の影響について考えましょう。
ここからは、各財源がどのように影響しあっているか、影響させあうための工夫についてお伝えします。
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・寄付⇔事業収益
普段寄付をしている団体で何かしらの商品を販売している場合、寄付者は商品の背景を知っているため、購買する確率が高まります。
逆も同様で、商品を購入することで、商品の背景を知り寄付をしてくれる確率が高まります。
(工夫ポイント)
・商品の販売時には商品の背景を知ってもらえるように、小さなカードをつけたり口頭で説明する
・寄付者に商品を販売していることを認知してもらう工夫をする
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・寄付・会費・事業収益⇔助成金
助成金を申請する時、寄付金額、会員数、事業収益を実績として記入することができます。また、助成金を獲得している団体は、助成金を獲得していることで寄付をきちんと受益者に届けているという信頼を得ることができます。
(工夫ポイント)
・助成金を獲得していることをHPや報告書に記載する
・助成金申請の時は、寄付金額、会員数、事業収益をきちんと記入する
事例
フィリピンの女性の収入向上支援を行っている団体
この団体の財源の内訳は、寄付35%、会員10%、事業収益(女性が作った刺繍商品の販売)30%、助成金収入25%である。 設立当初は、事業収入のみだったが、商品を販売する際に商品の背景を知ってもらえるように小さなカードをつけることで、寄付が集まるようになった。さらに、事業収益と寄付の実績が団体の信頼度にもプラスに影響し、助成金の獲得にもつながった。 現在は、助成金を獲得したことで信用が高まり、寄付が継続的に集まるようになっている。
チェックリスト
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団体の財源の割合は整理できていますか?
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各財源の相互の影響性は整理できていますか?
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財源の相乗効果を生かしてどんな資金集めができそうですか?
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