寄付募集は「お願いすること」から始めよう
こんな団体におすすめ
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寄付のお願いに躊躇してしまうが、寄付を増やしたい
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寄付のお願いの方法を知りたい
NPOの中には、寄付のお願いをするのを躊躇してしまう、申し訳ない気持ちになってしまう、という悩みを抱えている団体も少なくありません。
しかし寄付募集は、ただ資金調達という意味だけでなく、一緒に社会課題を解決する「仲間」を増やすことです。
取り組む社会課題を根本的に解決するには、団体だけでなく多くの方の協力が必要です。寄付募集は、社会課題の存在と団体の活動を世に広め、理解者・仲間を増やしていくことにつながります。
多くのNPOは熱い想いをもち、素晴らしい活動をしています。自信を持って、どんどん寄付のお願いをしていきましょう。
コツのステップ
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団体内でファンドレイジングの優先順位を上げる
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寄付を集めたい理由を考える
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寄付募集のテンプレートメッセージを考える
1 団体内でファンドレイジングの優先順位を上げる
団体内でファンドレイジングを頑張ろうという共通認識がなければなかなか進めていくことはできません。スタッフにも、ファンドレイジングが単なるお金集めではないことを理解してもらい、力を入れて活動できる土台をつくりましょう。
例えば外部講師を呼んで勉強会を開催したり、外部のセミナーや研修に参加するなどして、ファンドレイジングに対する意識の統一や組織の土台を作った団体もあります。
2 寄付を集めたい理由を考える
どうして寄付を集めたいと思っているのか、改めて考えましょう。団体の活動をより大きくしたい、より多くの人に支援を届けたい等、団体の実現したい社会を考え、今寄付が必要な理由を考えましょう。
3 寄付募集のテンプレートメッセージを考える
次にイベント、チラシ、SNS等寄付を呼びかけるときに使うテンプレートを考えましょう。いくつかのパターンを用意しておくことで、いざ寄付募集をするときに悩むことがなくなります。
「ご寄付募集しています」と言いづらい方は、「私たちの活動の仲間になってください」と言い変えて発信してもいいと思います。
以下はあるNPO団体の理事長の言葉です。
困っている誰かに何かしたい。どこかの団体を応援したい。
だけど、どうすれば良いかわからない。
そういった人はとても多いです。
だからこそ、私たちが寄付という手段を発信することで、寄付のきっかけを提供することが大切です。
寄付募集は社会をよくしていく一つの手段です。
躊躇せず、どんどんお願いしていきましょう。
事例
子ども食堂を運営している団体
地域の子ども達や保護者等を対象に食事を提供する子ども食堂の運営を行っている。これまでは、自己資金で子ども食堂の運営を行っていたが、子どもの人数が増えてきたため、寄付を募集を開始した。
最初は、寄付を募集することに抵抗があり、積極的に寄付の呼びかけを行うことができなかったが、「子どもたちに温かいご飯を届けたい」という目的を思い返し、積極的に呼びかけをはじめた。
すると、困っている子どもたちに何かしたいと思っているが何をしたら良いか分からない、という方から多くの寄付が寄せられた。
その一方で、使用する画像は犬猫の写真だけでなく、どういう人が犬猫の世話をしているのか分かった方が団体への信頼につながり、寄付をしようと思うのではないか、といった意見も出された。その意見を受け、スタッフが保護犬猫の世話をしている写真を団体の寄付募集ページに使用することにした。
チェックリスト
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団体内でファンドレイジングに対する意識は統一できていますか?
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なぜ寄付を集めるのか理由を明確にできていますか?
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寄付募集のメッセージを用意していますか?
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