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現状把握と目標づくり
団体の事業を整理する
複数人で取り組むと効果UP

その地域で支援が必要な理由を数や特徴で説明しよう

準備編
  • 現状把握と目標づくり
  • 団体の事業を整理する
  • 複数人で取り組むと効果UP

こんな団体におすすめ

  • この地域に適した課題解決の道筋を明らかにしたい

  • 地域の人たちと一緒に地域の課題に取り組んでいきたい

活動をする中で各地域の特徴や課題を把握することは、地域住民からの理解を深め、効率的な寄付募集、熱烈な支援者を獲得するために大事な要素です。

コツのステップ

  • 情報を集める

  • 他の地域と比較する

  • 活動をして、更なる課題を見つける

1 情報を集める
まずは団体として取り組む地域課題に対して、どのような情報が必要なのかを洗い出す必要があります。
そのうえで、行政が作成している白書や統計資料、他団体が行った調査報告等必要な情報を集めていきましょう。可能であれば、地域の関係者の声といった一次情報を集めることにも挑戦してみてください。

  1. 2 他の地域と比較する

次に、1で調べた情報について、他の地域、あるいは他国とどのような違いがあるのかを比較することで、その地域特有の課題であることを示しましょう。ここの言語化ができていると、地域住民に活動の重要性を理解してもらいやすくなります。

地域間の比較としては以下のような例があります。

・地域住民の年齢層

・平均的な収入

・食習慣や文化面

・交通事情

・地理的な問題(内陸か沿岸、平野か山間部、等)

・条例や補助金などの制度

団体が取り組む地域課題に向けて多角的な比較を行うことで、より活動内容が明確になり、寄付募集が行いやすくなります。

 
3 活動をして、更なる課題を見つける

リサーチ活動によって活動の指針が決まったら、それを団体の活動や寄付募集の実行に移しましょう。

実際に活動を続けていく中で、地域課題の原因やそれに付随する小さな課題も見つかる場合があります。もしくは課題はもっと別のところにあるのかもしれません。PDCAサイクルを用いるなど、適度に振り返りを行いながら活動を促進していきましょう。

 

事例

障がい者の就労支援を行う団体

障害のある方の就職に向けた支援を行うある団体が、障害のある方向けにPCスキル向上のための講習会を行っているが、就職者数が想定に届いていなかった。
そこで市内の障害のある方向けの求人数を確認したところ、PCスキルが必要な求人が5件ほど見つかったが、これは同じくらいの規模の他市に比べると大幅に少ないことがわかった。そのため、PCスキル以外の知識やスキルの習得を目的とした講習会への変更を検討することにした。

チェックリスト

  • 団体の活動地域や他の地域に関する調査・比較を行った行いましたか?

  • 自分たちの活動を振り返り、活動内容を再検討しましたか?

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