他団体のファンドレイジングは「なぜ」に注目しよう
こんな団体におすすめ
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思うように寄付が集まらず、他団体の取り組みを参考にしたい
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他団体の取り組みを参考にする際に注目すべきポイントを知りたい
ただし、他団体の取り組みをそのまま真似するのはおすすめできません。「なぜこの資金をこの方法で集めたのだろう?」と、資金集めの理由に注目してみると、自団体に役立つヒントが見えてきます。
コツのステップ
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他団体の事例を調査する
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その団体がその方法を採用した意図を考える
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自団体に適用できそうか考える
活動領域が近い団体や、活動領域は異なるが寄付がたくさん集まっている団体等からいくつかピックアップし、どのように資金を集めているかを調べましょう。特に、ホームページの寄付募集ページや活動計算書等を見比べると、各団体の特徴や工夫が見えてきます。
2 その団体がその方法を採用した意図を考える
例えば
・助成金はまとまった金額が入金される一方で、使途は当該事業に限定される
・クラウドファンディングは綿密な準備が必要で労力がかかる一方、プロジェクトを通して団体や団体が解決したい課題を広く知ってもらえる
など、各資金調達の方法には特徴があります。団体ごとにどんな強みがあるかによっても、適した資金調達方法は変わってきます。
各団体はそれらを勘案して方法を検討しているはずなので、そのことを考慮せず「あの団体もクラウドファンディングをしていたから、うちも」というようにそのまま真似をしたりせず、「なぜこの団体はこの方法で資金を集めたのか」を考えてみてください。
3 自分たちの団体にも適用できそうか考える
上記1、2を行い、かつ
・自団体が集めたいと考えている費用は何のための費用で、いくら必要か。
・その費用を集める際に、どんな強みが活かせるか。
も踏まえた上で、自団体にあった方法を見つけていってください。
事例
障害者スポーツの普及に関する活動を行っている団体
団体の代表が資金調達について検討していたある日、同じく障害者スポーツに関する活動を行っている別の団体が、クラウドファンディングを行っていることをたまたまSNS上で見かけた。そこでその団体に倣って、団体が主催する障害者スポーツイベントの開催にかかる費用について、クラウドファンディングで集めようとしたところ、目標額を達成することができなかった。改めてその団体のホームページを確認したところ、ある著名なパラアスリートの方がその団体の活動を応援しており、クラウドファンディング実施時もその方がSNS上でシェアをしていることがわかった。代表は、著名人とのつながりやSNSでの積極的な情報発信といった強みを持っていない自分たちが、あの団体と同じ取り組みをしようとするのは無理がある、と判断し、自団体の強みを改めて考えた上で、自分たちにあった方法を再度検討することにした。
チェックリスト
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活動領域が近い団体の寄付募集ページや活動計算書を確認してみましたか?
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他団体の取り組みをそのまま真似してしまってはいませんか?
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資金調達に活かせそうな「自団体の強み」はありませんか?
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