寄付者の認知経路を把握する
こんな団体におすすめ
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寄付者がどうやって団体を知ってくれたか把握したい
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どんなアクションが寄付者獲得に繋がるのか知りたい
寄付者が団体のことを知るきっかけは、団体のホームページやSNS、イベントや口コミなど様々です。多様化する寄付者の認知経路を把握することは難しいですが、これらを知ることで、寄付者獲得に繋がるアクションが見えてきます。今回は、そんな認知経路を把握するための方法をご紹介します。
コツのステップ
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認知経路となりそうな項目を洗い出す
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それぞれの項目で寄付者の動向を分析する
まず、寄付者と団体との接点となりうる項目を洗い出しましょう。例えば以下の項目が考えられます。
<オンライン>
団体のホームページ、ブログ、SNS、プレスリリース
<オフライン>
イベント、講演会、口コミ、街頭募金、チラシ、新聞
自団体の活動や広報方法を振り返り、どういった経路で団体とつながってもらえるかを確認しましょう。
2 それぞれの項目で寄付者の動向を分析する
それぞれの項目に適した分析方法で寄付者の動向について調べましょう。
以下、分析の方法をご紹介します。
①アクセス解析ツール
オンラインでは、アクセス解析ツールで調べることができます。
アクセス解析ツールとは、webサイトを訪問したユーザー数や流入経路、サイト内でのユーザーの動きを把握するツールのことです。
例えば、団体のホームページを、どれだけの人が見て、どれだけの人が寄付募集ページに移動したかなどを知ることができます。
これらを知ることで、毎月何人の寄付者がホームページ経由で、またはブログ経由で寄付に至ったかなどを把握できます。
数あるアクセス解析ツールの中でも、Googleアナリティクスは無料アクセス解析ツールの定番中の定番です。分析に必要な機能はほぼすべて網羅されており、webサイトのPV数、ユーザー数、流入数、離脱率、直帰率などの基本的な指標を確認できます。
②アンケート
どこで団体のことを知ったのか、どのように寄付をしたのかを直接寄付者にアンケートをとる方法も有効です。
オンラインでの寄付募集ページにアンケートを設置してみたり、銀行振込で寄付があった場合は、後日メールなどでアンケートフォームを送るのがおすすめです。
アンケートフォームでおすすめなのが、Googleフォームです。Googleフォームは無料で利用することができ、テンプレートを使って誰でも簡単にフォームを作ることができます。
寄付者の認知経路を分析することで、どのようなアクションから寄付者獲得につながるのかが見えてきます。
SNS経由で団体のことを知った寄付者が多ければ、さらにSNS運用に力を入れた方がいいかもしれませんし、逆に認知経路として少なかった方法については、止めた方がいいということもあります。
寄付者の認知経路の分析から、今後のファンドレイジング戦略を考えていきましょう。
事例
カンボジアやタンザニアにおける医療支援や教育支援を行う団体
この団体ではコングラントの寄付募集ページ内に、認知経路に関するアンケートを設置。直接、寄付をするページ内でアンケートをとることで確実に寄付者の認知経路を把握できるようにしている。
チェックリスト
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寄付者との接点になる項目を整理できていますか?
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項目ごとに適した分析方法を見つけましたか?
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