寄付者へのお礼には、受益者の変化やエピソードを添える
こんな団体におすすめ
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今の方法で寄付者にお礼の気持ちが伝わっているか不安だ
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次の寄付につながるお礼をしたい
寄付のお礼では、いただいた寄付をどのように使い、「この寄付によって社会の何が変わったのか」、「誰がどうなったのか」を伝えると、寄付者は社会に貢献できた、寄付してよかった、という満足感や充実感を得られます。
特に、具体的な受益者のエピソードやその後の変化に焦点を当てた伝え方は、統計的で論理的な結果報告より寄付者の共感を生む効果があると言われています。
継続的な支援を呼びかける上でも、丁寧な報告とお礼は重要な役割を担っています。
コツのステップ
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寄付の使途を明確にする
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事業の効果を定性的、定量的に図る
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「誰(何)がどうなった」に気をつけてお礼状を書く
1 寄付の使途を明確にする
まずは、いただいた寄付を、どの事業にいくら使ったのかを具体的に整理して寄付者に開示しましょう。寄付の使い道の透明性と説明責任を果たすことが大切です。これにより、寄付者の団体に対する信頼感向上にも繋がります。
2 事業の効果を定性的、定量的に図る
お礼状を書くときに、寄付によって何ができたのかを伝えるために、事業を定性的、定量的に評価しましょう。
定量的とは、物事を数値や数量で表すことです。「子どもたち◯人が学校に行くことができました」「◯匹の猫を保護することができました」等、客観的な数字を入れると、誰にとっても分かりやすい報告になります。
ただし、定量的な報告だけでは、寄付者の貢献度を十分に伝えることができません。
そこで必要になるのが、定性的な評価です。
定性的とは、数値化できない要素のことです。例えば受益者にインタビューし、「学校に行って学ぶことができて嬉しかった」「将来の糧になりました」など具体的なストーリーを見せることで、寄付者の感情を動かす報告になります。
定量・定性の両面の要素を入れることで、納得感と共感を生む報告になります。
3 「誰(何)がどうなった」に気をつけてお礼状を書く
上記の点に気をつけて、「誰」(主語)にどういう変化が起こったのかを書きます。
さらにお礼を伝える際には、「あなたのおかげでこの成果を実現することができました」「〇〇さんのおかげで活動を続けることができています」というように寄付者目線でメッセージを書きましょう。
事例
お礼テンプレートを以下に記載しております。
簡素なものですのでそれぞれの団体に合わせて言葉を変更しつつ、ぜひご活用ください。
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〇〇さま
日頃より大変お世話になっております。■■の△△です。
先日は、〇〇へのご寄付をいただき誠にありがとうございました。
いただいた寄付は〇〇や〇〇に大切に使わせていただきました。
昨年は、■■事業により、〇人の子どもたちが学校に通うことができ、
子どもたちからは「学校に行って人生が変わった、これからは夢に向かって頑張りたい」といった前向きな声が聞かれました。
〇〇様の日頃のご支援により、子どもたちを笑顔にすることができています。心より感謝申し上げます。
引き続きあたたかいご支援をお願いいたします。
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チェックリスト
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いただいた寄付を何にいくら使用したか、具体的に報告できていますか?
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事業の効果を定性的、定量的に評価できていますか?
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受益者のストーリーは把握できていますか?
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