支援先団体紹介
認定NPO法人ADRA Japan
ADRA(アドラ)は、世界約120か国に支部をもち、国連とも協働している世界最大規模の国際NGOです。
活動の原点は1918年にあり、100年を超える支援実績があります。
世界的なネットワークを生かして連携し、「ひとつの命から世界を変える」をモットーに、皆さまからの温かいご支援のもと、人種・宗教・政治の区別なく、紛争や自然災害の被災地、また途上国において、一人ひとりに寄り添い、自立を助ける支援に取り組んでいます。
ウクライナでは今、1,770万人が人道的な支援を必要としていると言われており、この数は4月からの半年間で200万人増えています。
特にウクライナ東部や南部の地域では状況が深刻で、命をつなぐための支援を求める人が後を絶ちません。10月10日以降、状況はさらに悪化しています。
冬が近づいている今、今年のウクライナの冬は史上最悪の冬になるといわれています。
多くの住宅や社会設備が損壊しており、日常生活さえままならない方が大勢います。
アドラは2022年2月以降、ウクライナ国内の活動基盤を生かし、700万人以上の方々に食料や住む場所、避難のための移動手段など、一人ひとりの命綱となる支援を届けてきました。
これまで同様、食料などの配付も継続しながら、今は特に、冬を乗り越える支援が必要です。
命をつなぐ 食料配付
焼きたてのパンの配付は、パンを主食としているウクライナの方々にとても喜ばれています。
パンを手に入れることができない方々に、これまで757万個以上のパンを届けることができました。
避難世帯ごとに配付している食料パッケージは、延べ71万世帯に届いています。
安全な場所への避難
危険な地域からの避難をサポートした方の数は、3万人を超えました。
食料や生活支援物資を届けたあと、荷室が空いた車で避難をサポートしたり、避難のためのバスを運行しています。
心のケア
心身ともに負担がかかっている方々が、カウンセリングやアクティビティを通して少しずつでも心を軽くできるよう、18人の心理カウンセラーを動員し、活動しています。
子ども向けの支援物資には、おもちゃや文房具なども入れて、子どもらしく過ごす時間を取り戻せるようにしています。
私たちと一緒に、歩いてください。
ウクライナに史上最悪と言われる冬が近づいています。
平穏な生活が奪われてしまっている中、気温がマイナスになる冬に向かう不安ははかり知れず、命をつなぐ支援が今、必要とされています。
日本からの支援をウクライナ国内に届けてきた中で、
「日本から来てくれているのね。ありがとう。食料を受け取り、食べつなげることだけでなく、遠くから思ってくれているということに、本当に感謝しています」
というお声もかけていただいています。
皆さまの一歩は、ウクライナの方々が、厳しい今を乗り越える一歩になります。
第1回のPEACE WALKでは、
「いつもは1駅歩くところを2駅歩きました」「夜だけ歩いていたのを朝も歩くことにしました」「トイレにもどこにでもスマホを持って行った」
など、多くの方がいろいろな工夫をしてたくさん歩いてくださり、力強く支えられながら、一緒に楽しむことができました。
また、普段の「歩く」という行為が、遠いウクライナへの支援につながる喜びを感じていただけたり、PEACE WALKに参加したことで日常の中にある「平和」に気づく機会をたくさん持つことができたという、うれしいお声も届きました。
今回のPEACE WALKでも、平和への想いを行動にしてくださる皆さまとつながり、一歩でも多く、平和にむかって歩いていきたいです。私たちもがんばってたくさん歩きます!
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
ADRA Japan スタッフ一同
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